『サクラ大戦~alleluia~』10:第四章「導く光」

サクラ大戦~alleluia~
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ロベリア「ミロク!アンタの相手はアタシだよ!かかって来な!!」
 
ロベリアはミロクを挑発するようにしてエリカ達から上手く距離を取った。
 
 
エリカ「私は左、コクリコは右から攻めます!花火さんはうまく援護して下さい!!」
 
コクリコ・花火「了解!!」
 
指示を受け、それぞれが陣形を整えた。
 
カルマール「無駄な事を…」
 
エリカ「やぁぁぁぁぁ!!」
コクリコ「それっ!!」
 
エリカはマシンガンで絶え間無く弾丸を浴びせ、コクリコは肩の上の大砲から特大の霊力を発射する。
 
カルマール「くっ……」
 
花火「一の舞…参ります!金枝玉葉!!」
 
そして菊を象った矢は、見事にカルマールを貫いた。
 
コクリコ「上手い上手い!!やったね花火っ!!」
 
コクリコが花火の元に寄っていく。
 
花火「そんな…お二人の方が…」
 
カルマール「…フ……フハハハハ!!」
 
エリカ「っ!!そんな!?傷が!!」
 
花火「…治っていきます……!!」
 
カルマール「余は一度死んだ身…怨念により構築されたこの躯は、何があっても再生されるのだ!!ぬははははは!!!」
 
 
コクリコ「そっ、それじゃどうすればいいの?!」
 
花火「戦いながら考えるしかありません。とにかくやれることをやりましょう!」
 
エリカ「そうですね。ならもう一度……」
 
カルマール「無駄だっ!!」
 
次の瞬間、地中からイカの足のような捕獲ユニットが現れ、彼女達の機体に巻き付いた。
 
コクリコ「まっ、またこれ!!?」
花火「動けませんっ!!」
 
カルマール「同じ手に何度も引っ掛かりおって……フン、興をそがれたわ。お遊びはこれまでだ!神に閉ざされし冥界の門よ……我が前に開けぇっ!シャティマン・ドゥ・ディウー!!」
 
青いドーム状の光がエリカ機達を包み込んだ。
 
 
 
 
ロベリア「燃えろっ!!!」
 
炎を纏った爪で幾度も切り裂く。
 
ミロク「ほぅ……前回よりやるではないか。しかし一人では少々無理があるのではないか?」
 
腕に装備した銃でロベリア機を狙い撃つ。
 
ロベリア「余計なお世話だよ!…アンタ…よくもグリシーヌをやってくれたね。アタシは絶対に許さないよっ!!」
 
普段は口が裂けてもこのような発言はしないが、あまりの怒りにロベリアは我を忘れていた。
 
 
ロベリア「はぁぁあぁぁぁ!!!!!!」
 
弾丸を避けながら、ミロクの背後に回り込む。
 
 
 
 
-医務室-
 
状況は変わらず、グリシーヌの意識は戻らずにいた。
 
 
グリシーヌ「(…なんだここは……何もない……)」
 
 
そこは暗かった。何もなかった。どこを見渡しても完全な『無』…。
 
 
グリシーヌ「(ここは…。……はっ!エリカではないか!!よかった、一体ここはどこなのだ!?)」
 
 
そこにいたエリカは、赤く輝いていた。振り向いた彼女は何も言わずに微笑むと、導くように何処かへ歩き出した。
 
 
グリシーヌ「(なっ…聞こえぬのか!?エリカっ?!)」
 
 
グリシーヌは追い掛ける。しかし一向に追い付けない。
 
 
グリシーヌ「(何故だ…!っ!!ロベリアっ…!皆っ!!)」
 
 
そしてロベリア・花火・コクリコも、やって来てはまた微笑み、エリカと同じく何処かへ消えていった。
 
 
グリシーヌ「(…待て…行くなっ…!私を…私を一人にするなっ……!!)」
 
 
すると目の前が紅色に輝きだし、光りはやがて人型となった。
 
 
グリシーヌ「(…っ!?貴様っ?!)」
 
ミロク「あ奴らはお前がいると迷惑なのだと。周りを見下し、チームの輪を見出している身勝手な女……巴里華撃団には必要ない、邪魔だと言っておった」
 
グリシーヌ「(なっ!なんだとっ!?嘘を言うなっ!!)」
 
ミロク「嘘なもんか。ほら見てごらん」
 
 
再びエリカが眼前に現れる。
 
エリカ「グリシーヌさん…私、もうあなたの我が儘には付き合いきれません。あなたがいない方が巴里華撃団は一つになれます」
 
 
グリシーヌ「(…エリカ……)」
 
グリシーヌは全身から血の気が引いた。
 
 
ミロク「こんな者達の為に助けに来てどうなる!?ただ迷惑なだけだ!!」
 
 
グリシーヌ「(私は…私…は……)」
 
 
 
すると突然辺りは真っ白に輝きだし、彼女を大きく包み込む。
 
 
 
「グリシーヌっ!!仲間を信じるんだっ!!」
 
 
 
グリシーヌ「(……隊…長…??)」
 
 
そして目の前には戦友達が現れた。
 
 
花火「グリシーヌ…私達皆、あなたの事を待っていますわ」
 
コクリコ「お願いっ!早く起きて!!」
 
ロベリア「とっとと起きな。いつまでも寝てんじゃないよ」
 
エリカ「……私達にはグリシーヌさんが必要なんです。貴女じゃないとダメなんです!早く目を覚ましてください!!」
 
 
グリシーヌ「(…皆…)」
 
グリシーヌの頬を大粒の涙が伝った。
 
 
ミロク「!!目覚めるか……まぁよい。どのみち死の運命は変えられん…」
 
ミロクは闇に消えた。
 
 
 
グリシーヌ「(皆……ありがとう……今行くぞ!!)」
 
グリシーヌはゆっくりと瞳を開いた。
 
 
 
 
次回

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