『サッカー大戦~蹴れ!高速の蹴球華撃団!~』7:第7節『試合開始!!』

サッカー大戦~蹴れ!高速の蹴球華撃団!~
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-試合開始30分前・サッカー場-
 
 
帝都と巴里は試合に向け、ウォーミングアップをかねて最後の練習をしていた。
 
 
ロベリア「…おい、グラン・マ」
 
グラン・マ「?どうしたんだい?」
 
ロベリア「ちゃんと『思わず泣けてくるほど素晴らしい賞品』は用意してあるんだろうね??」
 
グラン・マ「もちろんさ。盗まれちゃ困るからね、試合が終わるまでは表に出さないよ」
 
ロベリア「フッ…そりゃどうも…」
 
ロベリアは不適に微笑むと練習に戻った。
 
 
大神「支配人、ちょっといいですか?」
 
グラン・マ「おやおや今度はムッシュか…。なんだい?」
 
大神「自分は審判なのですが、実はあと二人、ラインズマンが必要なんです…」
 
グラン・マ「ふふ、その事なら心配はいらないよ」
 
大神「えっ?」
 
 
迫水「久しぶりだね大神くん。ラインズマンは僕に任せてくれたまえ。あと一人は既に日本から呼んである」
 
大神「さっ、迫水大使!!…日本からって…まさか……」
 
 
「冷たいぞぉ大神ぃ!!困った時は、1番に親友を頼るべきだろぉ~!!」
 
大神「やっぱり…。でもお前、サッカーほとんど知らないんじゃなかったのか…??」
 
加山「…古人曰く、『枯れ木も山のにぎわい』と言うじゃないか。いないよりいいだろ?」
 
大神「そりゃそうだけど……大丈夫か…??」
 
 
 
アイリス「う~…アイリスなんか緊張してきちゃった…」
 
レニ「緊張しないで、リラックスしてやろう」
 
さくら「そうよアイリス。勝ち負けなんかより、皆で楽しくやる事の方が大事なのよ?」
 
アイリス「…そうだね。なんか少し楽になってき……」
 
 
すみれ「いいえ!!勝敗が全てですわ!!勝たなければ何も意味がありませんことよ!特にあの海賊娘には……」
 
すみれは側に寄るなりいきなり割り込むと、また遠くに行ってしまった。
 
 
アイリス「…やっぱり…」
 
さくら「ちょっとすみれさん!そんな言い方……」
 
カンナ「あんなサボテン女の言う事なんて気にすんなって!!あんまり深く考えるな。な?」
 
アイリス「…うん…!ありがとう、カンナ♪」
 
 
 
コクリコ「いっくよー!それっ!」
 
 
エリカ「たぁっ!」
 
スカッ
 
花火「きゃあ!」
 
スカッ
 
ロベリア「フン…」
 
バシュ!!
 
 
コクリコ「やっぱりロベリアは上手いなぁ!!…それに比べて…」
 
エリカ「ヘディングってムズカシイんですねぇ~…」
 
花火「こんな大技、私にはとても…」
 
ロベリア「ただのヘディングのどこが大技なんだ。…ったく…絶対に勝たなきゃいけないのによ」
 
グリシーヌ「其方は賞品欲しさだけであろう」
 
 
エルザ「まぁまぁ…。もう少しで試合始まりますよ?」
 
 
 
 
-そして-
 
 
大神「じゃあ両チームのキャプテン、握手してくれ」
 
グリシーヌ「なっ、何故隊長とこんな所で……!!」
 
あっという間に赤面したグリシーヌが慌てて答える。
 
マリア「あの…多分私とだと思うわよ…」
 
グリシーヌ「へっ?そっ…そんな事はわかっておる!!冗談だ!!」
 
顔を真っ赤にしながらグリシーヌはマリアと握手を交わした。
 
 
マリア「よろしくね」
 
グリシーヌ「フッ…手加減は無用だぞ」
 
 
大神「…一応歓迎会なので、帝都ボールで始める。前半後半ともに20分だ!皆、準備はいいか!?」
 
 
エリカ「もうバッチリです!!」
 
さくら「いつでもいいですよ!!」
 
 
大神「よし!!それでは……試合開始!!」
 
 
ピーーッ!!!
 
 
さくらが軽く蹴り出し、試合が始まった。
 
 
 
 
次回

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