『サッカー大戦~蹴れ!高速の蹴球華撃団!~』10:第10節『愉快な後半戦』

サッカー大戦~蹴れ!高速の蹴球華撃団!~
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前半・ロスタイムでのマリアの活躍により2-1、チーム帝都がリードで後半が始まった。
 
 
~後半・5分~
 
グリシーヌ「まずい…まずいぞっ!このままでは……」
 
タレブー「お嬢さま…ここはこのタレブーにお任せを…」
 
グリシーヌ「なんだと?…まぁよい、イチかバチかだ!!タレブーっ!」
 
グリシーヌからタレブーにボールが渡った。
 
タレブー「メイドの力を見せるざます………はぁぁぁぁぁぁ!!!」
 
 
紅蘭「はっ、速っ!!なんちゅう速さやっ!?」
 
グリシーヌ「な…なんという事だ…」
 
ロベリア「おぃおぃなんてキャラ設定だよ……責任とれんのか筆者は…」
 
 
タレブーはとてつもない速さとテクニックで、あっという間に5人ほど抜き去ってしまった。
 
タレブー「いくざますエリカっ!!」
 
タレブーはエリカに低めの素早いパスを出した。
 
 
エリカ「まっかせてくださいタレブーさん!!いきますよぉ~~………たぁっ!!!」
 
カンナ「来やがれっ!!」
 
 
バシュゥゥゥ……
 
 
勢いのあるシュートがゴール目掛けて一直線に飛んで行く……が、
 
 
…キィィィィ!!
 
 
 
シー「…ふぎゃっ!!!」
 
エリカ「あぁーーーー!!私とした事が…また足が滑ってしまいましたぁ~……てへっ♪」
 
 
グリシーヌ「『てへっ♪』……コホン(照)。ではないっ!!貴様ぁ~~!!!」
 
シー「いったぁーーーい!!!」
 
コクリコ「今の決定的だったのにぃーー!!」
 
シー「うぅぅぅ……」
 
花火「まぁ、誰にでも失敗はある事ですし……」
 
シー「痛いよぉ……痛いですぅ……」
 
 
ロベリア「…もぉ~我慢できねぇっ!!エリカ!アタシとポジション変われっ!!」
 
シー「ぉょょ……」
 
エリカ「えぇ~っ!?エリカ『ふぉわーど』がいいです~…」
 
シー「もうダメかもぉ……」
 
ロベリア「いいやダメだ!!このままじゃ確実に負ける!!変われ!命令だっ!!」
 
シー「痛かったぁ~……」
 
エリカ「わかりました…ぐすん」
 
 
大神「(…はっ!?シーくんに何処からともなくスポットライトが…)」
 
 
シー「…どぉせ…どぉせみんな、あたしの事なんか…ただの『代わりなんていくらでもいる、メイド服着たケーキ好きの可愛い売り子』くらいにしか思ってないのね……。あたしの身体を…弄んでただけなのねっ…!!」
 
 
メル「し…シー?大丈夫…?」
 
シー「…め…め…め……メルぅーーーー!!めりゅ~~~~!!!」
 
メル「めりゅって…」
 
シーはおもいっきりメル…もといめりゅに抱き着いた。
 
めりゅ「ちょっ、こんな所で抱き着かないのシー!!…ていうか名前違います!!」
 
すみません。
 
 
大神「あの~そろそろ再開してもいいかな?」
 
メル「あ…はい!ほら、もう泣かないの!」
 
シー「うん…ありがと」
 
 
由里「絶対できてるわね…あの二人」
 
由里の瞳は爛々と輝いていた。
 
 
 
~後半・12分~
 
ロベリア「決めてやる…アタシが決めてやる!!!」
 
アイリス「ロベリアが燃えてるよ…。レニ!近付いちゃだめだよっ!!」
 
レニ「でも………熱っ!!ほ、ホントに燃えてる…」
 
 
DF全員がロベリアの熱に負け道を開けた。
 
 
カンナ「ばかやろっ!!なんで避けんだよっ!!」
 
 
ロベリア「…ボールを見るたび思い出せ……」
 
 
カンナ「へっ?なんだって…??」
 
 
ロベリア「死の恐怖をっ!!フィアンマ・ウンギア!!!」
 
 
カンナ「あぁなるほどなぁ~…って!なんで死ななきゃいけねぇんだよっ!!」
 
 
バシィィィッ!!!
 
 
とてつもないボールであったが、ど真ん中であったためカンナはなんとか受け止めた。
 
 
カンナ「へっ…どうだ………んっ?」
 
プスプスプス……
 
 
カンナ「…おわっ!熱っち!熱っつ!!………あ……」
 
 
ピーーーッ!!
 
 
あまりの熱さにカンナは手を放してしまい、まさかのオウンゴールとなってしまった。
 
 
グリシーヌ「よしっ!!これで2-2だ!!」
 
 
すみれ「あんのゴリラ女……!!!」
 
 
この場はマリアとかえでの必死の仲裁により、なんとか内紛は避けられた。
 
 
 
 

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