-午前11時・シャノワール-
そして決戦1時間前。巴里・帝都はそれぞれ別れ、最後のミーティングをしていた。
グラン・マ「…皆集まったね。それじゃあ一応、もう一度各自のポジションを確認しておくよ。
FW:左エリカ、右シー
MF:(OH)グリシーヌ・(SH)左コクリコ、右エルザ・(DH)左ミキ、右ロベリア
DF:(CB)タレブー・(SB)左メル、右花火
GK:グラン・マ
……の3-5-2。キャプテンはグリシーヌだよ。わかったかい?」
エリカ「はいはいはーい!!もう完璧に覚えました!!何でも聞いちゃって下さい!!」
シー「ヒューヒュー!!カッコ良く決めて下さいね、キャプテン!」
グリシーヌ「あぁ。私に任せておけ」
コクリコ「ボク達がうまく上げるからね!ちゃんと決めてよ!?」
エリカ「わかりました!泥舟に乗ったつもりでいてください!!」
コクリコ「…もうツッコむ気も起きないよ…」
エルザ「はは…コクリコも大変ね…」
ロベリア「『思わず泣けてくる程素晴らしい賞品』か…。フ…フフフフフ……」
ミキ「ろ、ロベリアさんが怖い……」
花火「タレブーさん、メルさん、頑張りましょうね」
タレブー「このタレブー……命を賭してゴールを守るざます!」
メル「ダ、ダメですよ!ケガはしないように、楽しく試合しましょう!」
エリカ「よぉーーしっ!!皆さん!絶対ぜーーーったい勝ちましょうね!!頑張るぞっ!!!」
皆「おーーーっ!!」
グラン・マ「それじゃ皆、これを着ておくれ」
グラン・マは各自に青いTシャツと白い半ズボンを手渡した。
グリシーヌ「なんだ…これは…?」
グラン・マ「チーム巴里のユニフォームさ。今日のために私が用意しといたよ」
エリカ「わぁ~♪ネコさんがプリントしてある!!カワイイですね!!」
シー「ヒューヒュー!!なんかワクワクしてきましたよぅ!!」
皆、和気あいあいと着替え始めた。……約2名を除いて。
グリシーヌ「なななな……。」
ロベリア「これを…着るのか……」
グラン・マ「ほら二人とも!早く着替えな!!」
グリ&ロベ「………」
2人は渋々着替え始めた。
-グリシーヌ邸-
さくら「フランス料理、おいしかったですね♪」
アイリス「懐かしい味だから、アイリスお腹いっぱい食べちゃった♪」
マリア「試合前なのに、少し食べ過ぎちゃったかしら…」
カンナ「大丈夫だって!『腹が減っては戦はできぬ』って言うじゃねぇか!!」
織姫「カンナさんは別物で~す」
紅蘭「そやな。規格外や」
かえで「ほらほら、腹ごしらえを終えたところで、ポジションの最終確認いくわよ!
FW:左すみれ、右さくら
MF:(OH)マリア・(SH)左椿、右アイリス・(DH)かえで
DF:(CB)左紅蘭、右織姫・(SB)左由里、右レニ
GK:カンナ
…4-4-2ね。キャプテンはマリア。皆わかったかしら?」
由里「OKよ!!フフ…楽しみだわ」
カンナ「マリア、ゲームメーカー頼んだぜ」
マリア「えぇ、任せてちょうだい」
アイリス「頑張ろうねレニ!!」
レニ「うん。コクリコにも手加減は無しだね」
かえで「ふふふ…腕が鳴るわ…」
椿「かえでさんが燃えてるよ…」
織姫「触るとヤケドするで~す。気をつけてくださ~いね」
紅蘭「ククク…秘密兵器…」
一人でブツブツ言いながら、紅蘭は怪しげな赤いスポーツシューズを履いていた。
すみれ「さくらさん、今日こそは私の足を引っ張らないで下さいね?」
さくら「むむっ!?すみれさんこそ、ボールにつまづいて転ばないようにしてくださいね!」
内紛勃発。
かすみ「皆さん頑張って下さいね。私は飲み物を用意して、応援していますので」
由里「私たちを信じて!絶対勝つからね!!」
かすみ「ふふ……あっ、あとグラン・マさんからこれを預かっていました」
かすみは全員に赤いTシャツと白い半ズボンを渡した。
アイリス「わぁ~♪ジャンポールがプリントされてる!!ふふっ♪よかったね、ジャンポール♪」
この後、すみれとマリアが着替えるのを躊躇ったのは言うまでもない。
次回
『サッカー大戦~蹴れ!高速の蹴球華撃団!~』6:第6節『決戦当日』
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