そしてとうとう満月の夜…。
大神「…みんな…準備はいいか?」
カンナ「あぁ!腹ごしらえも済ませたし…いつでもOKだ!」
グリシーヌ「必ずさくらを救出するぞ!!」
ロベリア「ま…とっとと片付けちまおうぜ…」
七瀬「皆さん…本当にありがとうございます…。…もう何て言ったらいいのか…」
アイリス「いいのっ!これはアイリス達の意志なんだから♪」
大神「…よし…行くか!!」
エリカ「ちょっ、ちょっと待って下さい大神さん!!…いつもの『アレ』、お願いします!」
カンナ「そうだよなぁ…やっぱ『アレ』がなきゃ、気合い入らねぇよ!!」
七瀬「『アレ』って…何ですか??」
七瀬は目をパチクリしている。
マリア「…フフっ…。…隊長……私達は、いつまでも…何処にいても花組です。…どうぞご指示を!」
大神「…みんな……。…わかった!!」
大神は鋭く瞳を開いた。
大神「みんな!必ずさくらくんを救出し、全員で元の世界に帰ろうっ!…大神華撃団・出撃せよ!!!」
皆「「了解っ!!!」」
-上野公園・入口-
大神達は上野公園を目前にして、皆自分の目を疑った。
グリシーヌ「な…なんだ…あの…降魔は……」
マリア「特にあの1番巨大な降魔…妖力が半端じゃないわ…。」
皆の視線の先には、特に巨大なそれを筆頭に、数十匹もの降魔が雄叫びを上げながら待ち構えていた。
ロベリア「おいおい…大歓迎じゃないか…。」
カンナ「…へっ…おもしれぇ…売られた喧嘩は買ってやるよ!…隊長達は先に行ってな!!」
大神「な、何だって!?光武無しにあんな数……!!」
ロベリア「フン…アタシ達は所詮脇役さ…。王子様は早くお姫様を目覚めさせてやんなっ!!」
グリシーヌ「大丈夫だ…私達は死なぬ…。…約束する」
大神「みんな…」
カンナ「…隊長…あたい達を信じてくれ…。……今まで助けてもらったから……今度はあたい達の番だっ!!」
マリア「行って下さい隊長っ!!…さくらを…私達の大切な仲間を、必ず助け出して下さいっ!!!」
大神「……わかった。…でも、俺達にとって、皆もかけがえのない仲間なんだっ!!絶対に生きて帰るんだ!いいな!?」
四人「「了解っ!!」」
七瀬「皆さん…どうぞご無事で…。」
そう言うと大神・七瀬・エリカ・アイリスは走りだした。
ギィシャァァァア!!!
同時に降魔が、そうはさせまいと彼等を追いかける。
ヒュン!!
降魔の胴体を一縷の弾丸が貫いた。
マリア「…貴方達の相手は…」
愛銃・エンフィールドを再び構える。
グリシーヌ「私達だっ!!」
何処からか戦斧を持ち出し身構える。
ロベリア「ノルマは一人10匹ってとこか…やれやれ…」
両手に炎を練り出した。
カンナ「よっしゃあ!…いくぜぇぇーーー!!」
そして4人は降魔の群れへ突き進んで行った。
次回
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