『サクラ大戦~alleluia~』5:第ニ章「紅のミロク」

 
 
-エッフェル塔-
 
紅のミロク…彼女は紅い衣を身にまとい、エッフェル塔上部から巴里の街を見下ろしていた。
 
ミロク「…ふふふふ……早く来い、巴里華撃団とやら…。…急がねば、花の都が荒れ地と化すぞっ!!…いけ!我が紅蜂隊よ!!」
 
そう言うと紅色の脇侍達は、エッフェル塔の周りを次々と破壊し始めた。
 
ミロク「ふはははは……!!さぁ!!早く来い!!」
 
 
「そっ、そこまでです!!」
 
緊張が感じられる叫び声と共に、5体の光武F2が現れた。
 
 
ミロク「…来たか、巴里華撃団とやら…。待ちくたびれたぞ」
 
グリシーヌ「なっ、何故私達の事を知っている!!」
 
ミロク「あんた達もよく知っている奴から詳しく聞いたのさ。…大神一郎ってのも…知っているよ…ふふふ…」
 
エリカ「大神さんまでっ!?なっ、なぜっ…」
 
ミロク「さぁねぇ~。力付くで聞いてみたらどうだい?」
 
嘲笑うかのように答える。
 
ロベリア「フッ…おもしろい……後悔するなよっ!!」
 
ロベリア機は真直ぐミロクに向かい走りだした。
 
グリシーヌ「待てっ!ロベリア!!」
 
しかし紅蜂隊がロベリア機の行く手を阻む。
 
ミロク「ふっ…まぁそう焦るでない。…貴様らに良いものを御覧にいれよう…。…出でよ!魔操機兵・孔雀!!」
 
するとミロクの掛け声と共に地面に紋章のようなものが浮かびあがり、そこから輝く紅色の機体が現れた。
 
 
エリカ「……綺麗……」
 
孔雀は妖しい輝きを放っていたが、その妖しさもまた見る者を魅了した。
 
ミロク「さぁ…おいでませ」
 
ミロクが孔雀に乗り込むと輝きは消え、空を闇が覆った。
 
ロベリア「大層なモンに乗ってんじゃねぇか。燃えても知らないよっ!!」
 
ロベリアは紅蜂隊を避けながら、一直線に孔雀に向かっていった。
 
グリシーヌ「…っ!エリカ!指示だ!!」
 
エリカ「えっ!?あっ…えっと……」
 
グリシーヌ「くっ…もうよい!!」
 
会話を断ち切ると、グリシーヌ機もロベリア機へ続いた。
 
花火「…気にしないでくださいエリカさん。私達は今やるべき事をやりましょう!!」
 
エリカ「…はい…」
 
ロベリア「オラァッ!!」
 
ロベリア機の巨大なツメで切り裂く。
 
ロベリア「っ!?受けとめやがったっ!!」
 
ミロク「どうしたんだい?真面目にやっておくれよ」
 
背後からグリシーヌが迫る。
 
グリシーヌ「成敗っ!!……なっ!?」
 
グリシーヌの戦斧での一振りを、今度は紅色の脇侍がミロクをかばうようにして受けとめた。
 
ミロク「いい子だ。……いくよっ!」
 
掛け声と共に紅蜂隊がミロクの前に集まり、瞬時に紅く輝きだす。
 
ミロク「はぁあぁぁぁ……っ!」
 
そしてミロクを軸に紅い爆風が起こった。
 
コクリコ「なっ、何っ!?」
グリシーヌ「くっ……!」
エリカ「きゃあぁぁぁぁっ!!」
花火「いやぁぁぁぁ!!」
ロベリア「っ!!!……なんて威力だ…くそったれ……!!」
 
 
巴里華撃団は全く太刀打ちできなかった。
ミロクはもはや過去に帝国華撃団と戦った時とは比べものにならない程、妖力そのものが強力になっていたのだ。
 
 
 
 
次回

『サクラ大戦~alleluia~』6:第ニ章「悪夢」
ミロク「どうした巴里華撃団。そんなものか!?これしきでは天海様が出るまでもない」グリシーヌ「天海……だと?」-作戦指令室-迫水「天海だって!?!?」グラン・マ「知っているのかい?」

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