『サクラ大戦~夢の通い路~』10:第五章「満月の夜」



そしてとうとう満月の夜…。


大神「…みんな…準備はいいか?」

カンナ「あぁ!腹ごしらえも済ませたし…いつでもOKだ!」

グリシーヌ「必ずさくらを救出するぞ!!」

ロベリア「ま…とっとと片付けちまおうぜ…」

七瀬「皆さん…本当にありがとうございます…。…もう何て言ったらいいのか…」

アイリス「いいのっ!これはアイリス達の意志なんだから♪」

大神「…よし…行くか!!」

エリカ「ちょっ、ちょっと待って下さい大神さん!!…いつもの『アレ』、お願いします!」

カンナ「そうだよなぁ…やっぱ『アレ』がなきゃ、気合い入らねぇよ!!」

七瀬「『アレ』って…何ですか??」

七瀬は目をパチクリしている。

マリア「…フフっ…。…隊長……私達は、いつまでも…何処にいても花組です。…どうぞご指示を!」

大神「…みんな……。…わかった!!」


大神は鋭く瞳を開いた。


大神「みんな!必ずさくらくんを救出し、全員で元の世界に帰ろうっ!…大神華撃団・出撃せよ!!!」

皆「「了解っ!!!」」




-上野公園・入口-

大神達は上野公園を目前にして、皆自分の目を疑った。

グリシーヌ「な…なんだ…あの…降魔は……」

マリア「特にあの1番巨大な降魔…妖力が半端じゃないわ…。」

皆の視線の先には、特に巨大なそれを筆頭に、数十匹もの降魔が雄叫びを上げながら待ち構えていた。

ロベリア「おいおい…大歓迎じゃないか…。」

カンナ「…へっ…おもしれぇ…売られた喧嘩は買ってやるよ!…隊長達は先に行ってな!!」

大神「な、何だって!?光武無しにあんな数……!!」

ロベリア「フン…アタシ達は所詮脇役さ…。王子様は早くお姫様を目覚めさせてやんなっ!!」

グリシーヌ「大丈夫だ…私達は死なぬ…。…約束する」

大神「みんな…」

カンナ「…隊長…あたい達を信じてくれ…。……今まで助けてもらったから……今度はあたい達の番だっ!!」

マリア「行って下さい隊長っ!!…さくらを…私達の大切な仲間を、必ず助け出して下さいっ!!!」

大神「……わかった。…でも、俺達にとって、皆もかけがえのない仲間なんだっ!!絶対に生きて帰るんだ!いいな!?」

四人「「了解っ!!」」

七瀬「皆さん…どうぞご無事で…。」

そう言うと大神・七瀬・エリカ・アイリスは走りだした。

ギィシャァァァア!!!

同時に降魔が、そうはさせまいと彼等を追いかける。

ヒュン!!

降魔の胴体を一縷の弾丸が貫いた。

マリア「…貴方達の相手は…」

愛銃・エンフィールドを再び構える。

グリシーヌ「私達だっ!!」

何処からか戦斧を持ち出し身構える。

ロベリア「ノルマは一人10匹ってとこか…やれやれ…」

両手に炎を練り出した。

カンナ「よっしゃあ!…いくぜぇぇーーー!!」


そして4人は降魔の群れへ突き進んで行った。



次回

『サクラ大戦~夢の通い路~』11:第五章「自分の居場所」
~現実世界~-帝劇・テラス-紅蘭「…はぁ…さくらはんがあぁなってからもう三日や…。…ウチらはどないしたらええんや…」花火「…わかりません…。わかりませんけど……皆さんを信じましょう?…信じれば必ず……」紅蘭「…そやな…。どんな科学力より、信じる力の方が勝るかもしれまへんな…」花火「……今日は満月ですわ…。…綺麗……。…空は…巴里にいても…帝都にいても……何処にいても、同じように美しく見えるのですね……ぽっ…」

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